2016/12/12
呪いの子/ハリーとドラコ(ネタバレ注意)
↓呪いの子のネタバレがあります。あらためて書くのもおかしいことだと思いますが、アルバス
とスコーピウスが何度も失敗してやっと学習した
「過去には介入(改ざん)してはいけない」
という鉄則をハリーが一度で(厳密にはアズカバンの時に一
度しているけど)実行できたのは、ハリーが父親だからです
よね。ヴォルデモートが強い力を持ったままだと多くの人が
犠牲になることも確かですが、まずは自分が子を持つ親
だから未来を変えるわけにはいかないと即断できたのだ
と思います。そのために断腸の思いで自分の両親を
みすみす見殺しにしなければいけない。
ハリーこそ誰よりも過去を変えて両親を救いたかったに
違いないのに。
反抗期の魔法使いの息子を持つと、恐ろしい目に遭う
こともありますよという教訓ですね(^^;)
逆転時計を持っていたドラコが、あらぬ出生の疑いを
かけられている息子を思って、亡くなった妻に一目会
うためなら魂を売り渡してもいいとまで思いつめながら
も、絶対に使わなかったのも、同じく父親としての愛
故で胸が衝かれる思いがしました。他人にバレなけれ
ばいいじゃんというものではないんですね。
無責任で残酷な世間にあらぬ出生の噂をかけられて
いる息子のためにあくまで潔白でいる。自分自身しか
知らないことなのに愚直に。
呪いの子のハリーとドラコの姿に、親になるって大変
だなとしみじみ思いました。
それにしても、ルシウスは逆転時計を作らせて、手に
とって眺めたりしつつも使わずに(怪しい/笑)、ヴォル
デモートのいない世界を夢想して感傷に浸ってたんで
しょうか?お貴族さまってほんと困りますね。好きです
けど(^^;)
拍手してくださった方々、どうもありがとうございます!
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